台湾にはASUSやMSIを筆頭にPC周辺機器業界をリードするメーカーが多くあります。日本ではあまり知られていないものの、グローバルに活躍するビデオカードの老舗メーカー「Palit(パリット)」をご存知でしょうか?
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1988年に台湾で創業して以来、PCゲーミングとクリエーター二つの分野に向けた製品を開発しており、NVIDIA最大手の公認アドインボードパートナー企業としても知られています。台湾本社のみならず、香港に流通拠点、中国に自社工場、欧米の拠点としてドイツにも支社を置いており、グローバルなビデオカード市場へ供給しています。
日本ではASUSやMSIのように支社を構えたり、そこまで大々的なプロモーションを展開していなかったりするので、知らない人も多いのではないでしょうか。6月4日から6月7日までの4日間、台北・南港展覧館にて開催されたアジア最大級のPC関連見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」に出展していたので、ブースを探索してきました。
「Palit Maker Contest 23/24」での受賞作品
Palit社のビデオカード「GeForce RTX 40」シリーズカードの一部は、カバーの自作が可能な「Maker」に対応していることを活かし、毎年カバーデザインコンテスト「Palit Maker Contest」が開催されています。会場では「Palit Maker Contest 23/24」受賞作品として、Chin Ku氏がデザインしたクリーチャーのカバーが展示されていました。
GeForce RTX 4080 SUPER BEYOND LIMITS
開発中の合わせ鏡とLEDを組み合わせた「インフィニティミラー」の装飾をカードに施したシリーズも展示。合わせ鏡による視覚効果をさらに高める3Dデザインの「CRYSTAL」、カラーLEDで「BEYOND LIMITS」の文字が側面に浮かび上がるデザインの「QUARTZ」の2種類を用意されていました。
昨年よりもブースが大きくなっている印象を受けたものの、スペースの半分が商談の場となっていました。新製品もかなり絞って展示していたことも老舗メーカーとしての自信の表れかもしれません。