運休続く米坂線・JR東日本新潟支社長「公共の足がなくていいという話はまったく出ていない」

一部区間で運休が続く米坂線について、JR東日本・新潟支社の白山弘子支社長が17日会見した。「公共の足がなくていいという話は全く出ていない」と話し、「スピード感を持って議論を進めたい」という考えを明らかにした。

2022年8月の豪雨で被災し、現在も山形・今泉駅と新潟・坂町駅の間で運休が続いているJR米坂線。
5月に開かれた沿線自治体との3回目の会議で、JRは「自社単独での復旧・運営は難しい」という見解を示している。これに対し、山形・新潟両県や沿線自治体ではJRによる復旧や単独の運営を求めていて議論が平行線となっている。

(JR東日本新潟支社・白山弘子支社長)
「やはりJR東日本が単独で運営を担うのは、経営の観点・持続可能性の観点から厳しいものがあると考えている」

17日の定例会見で、JR東日本新潟支社の白山弘子支社長はあらためて「JR単独の運営は難しい」という考えを示した。

(JR東日本新潟支社・白山弘子支社長)
「この地域に公共の足がなくていいという話はまったく出ていない。そうしたことにおいて、最終的なゴールがどのようになるにしても、前に向けて建設的な議論をしていきたいと思っている」

白山支社長はこのように話し、両県や沿線自治体と「スピード感を持って議論を進めたい」という考えを示した。

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