坊っちゃん列車CFの寄付額283万6115円 17日終了、目標のわずか11.3%

松山市が坊っちゃん列車の運行を支援する資金を募ったクラウドファンディングのサイト画面

 坊っちゃん列車の継続的な運行を支援するため資金を募ろうと、愛媛県松山市が3月から実施していたふるさと納税型クラウドファンディング(CF)は17日終了し、集まった寄付額は283万6115円だった。目標の2500万円に対して達成率は11.3%。市観光・国際交流課は「趣旨に賛同して寄付をいただいた皆さんに感謝し、有効に活用したい」とコメントした。寄付金の使い方は伊予鉄道と協議する予定としている。

 市は本年度中にCFを2回実施する予定で、事業費計1068万円を予算化。1回目は3月20日から90日間で、目標額を伊予鉄道が試算する年間赤字想定額5千万円の半分の2500万円に設定した。寄付者数は200で多くが個人、半数以上が市内からだった。返礼品は設けていなかった。CF事業者に支払う経費は寄付額に応じて変わるため、赤字になることはないという。

観光客を乗せて土日祝日のみ運行している坊っちゃん列車=5月、松山市

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