菊池恵楓園にある『隔離の壁』など10カ所が『歴史的建造物』に【熊本】

合志市の国立療養所 菊池恵楓園にある『隔離の壁』など10カ所が厚生労働省が認定する『歴史的建造物』の保存対象となったことが分かりました。

「歴史的建造物」に認定されたのは、園の外に無断外出することを防ぐために設けられ、国の誤った隔離政策の象徴とされる『隔離の壁』や、規則に違反した入所者が収容された『旧監禁室』、強制的に堕胎され、生まれることができなかった入所者の胎児を供養する『胎児慰霊碑』など、菊池恵楓園の敷地内にある10カ所の施設です。

厚労省によりますと、菊池恵楓園や入所者自治会からの申請を受け、今年3月に
保存対象として認定されたということです。

菊池恵楓園では、認定された建造物を「ハンセン病の正しい知識の啓発や人権学習などに活用していきたい」としています。

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