児童が木に触れ、森林の大切さを学ぶ 秋田市の小学校で特別授業

秋田市の小学校で森林の大切さなどを学ぶ特別授業が行われた。児童は、実際に木に触れながら、その役割について理解を深めていた。

特別授業が開かれたのは、秋田市の中通小学校。18日は4年生の児童34人が参加し、東北森林管理局の職員から木や森林の果たす役割を教わった。

強い香りが特徴の「青森ヒバ」は何に利用されているか問われると、児童は「殺虫剤」と元気良く答えた。職員は「殺虫剤とか芳香剤とか温泉の素に使われている」と解説していた。

続いて、秋田杉でできたプランターの手入れに挑戦した。現在6年生の先輩たちが2年前に作ったもので、泥などの汚れが目立つ。児童が汚れた部分を紙やすりで削ると、本来の美しい木目が現れた。

きれいになったプランターには色とりどりの花が植えられた。プランターは、学校の敷地内や近くの歩道に飾られ、児童が花の世話をするという。

参加した男子児童は「元気に育ってきれいに咲いてほしいと思いながら花を植えた」と話した。

また、女子児童は「地球温暖化を解決するために、木をいっぱい植えるといいのかなと思った」と、東北森林管理局の職員の話を聞きいて考えたことを教えてくれた。

児童たちは、木製品や植物に触れ、その大切さを改めて感じていた。

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