春日市の小学校 新任教師が教室で自殺 遺族が提訴

福岡県春日市の小学校に勤務していた新任の男性教師がパワハラなどを理由に自殺したとして遺族が、春日市と福岡県に損害賠償を求める訴訟を起こしたことがわかりました。

訴状などによりますと、2019年、春日市にある小学校で新任だった男性教師(当時24歳)は、着任からわずか半年で精神疾患を発症し、担任をしていた教室で自ら命を絶ちました。

遺族は、長時間労働や上司からのパワハラが自殺の原因として、春日市と福岡県を相手取り、約9000万円の損害賠償を求めて11日、福岡地裁に提訴しました。

男性教師については2021年に労務災害が認定されています。

春日市と県教育委員会は「訴状内容を確認して誠実に対応していきたい」としています。

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