祖母への殺人未遂 起訴内容認める 祖母の首や腕を包丁で刺す 岩手・奥州市の35歳女の初公判

2023年1月に岩手県奥州市の自宅で祖母(当時97歳)を殺害しようとした罪に問われている35歳の女の初公判が、6月18日に盛岡地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。

殺人未遂の罪に問われているのは、奥州市前沢の千葉明子被告(35)です。

起訴状などによりますと、千葉被告は2023年1月3日に、自宅で同居する当時97歳の祖母の首や腕を包丁で刺し、けがをさせた罪に問われています。

18日に開かれた初公判で千葉被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は、千葉被告は「自閉スペクトラム症」と診断されていて、「家族との同居を苦痛に感じていたことから警察に捕まろうと犯行に及んだ」と説明し、「障害の影響はあるものの犯行当時、被告の判断能力は低下していなかった」と指摘しました。

一方、弁護側は「被告は障害による極度の混乱などで判断能力が著しく低下していた」として、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は7月1日に言い渡されます。

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