SG下山(五所川原出身)が復帰/B2青森ワッツ、栗原は山口移籍

下山 大地

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)青森ワッツは18日、今季B3山口パッツファイブでプレーしたSG下山大地(34)=五所川原市出身=の獲得を発表した。2季ぶりの復帰となる来季はアシスタントコーチを兼任する。背番号は以前と同じ8。ワッツ創設時のメンバーで、主将を務めるなどチームを象徴するベテランの復帰は、さらなる躍進へ大きな力となりそうだ。

 身長182センチ、体重80キロの下山は、仙台89ERS(当時bjリーグ)でプロ生活をはじめた。

 最初のワッツ在籍は2013~18年の5シーズンで、B1秋田を経て19~23年の4シーズンにわたって再びワッツでプレー。代名詞の3点シュートを武器に、昨季はBリーグとして初のプレーオフ進出に貢献した。23年3月に地元五所川原市で行われたリーグ戦では、B2史上初となる個人通算600本の3点シュート成功を達成。今季は山口に移籍した。

 下山は、ワッツ在籍通算10年目となる来季へ向け「再び青森でプレーできることが、どれだけ恵まれていることなのかを日々心に留めて精進する」とコメントした。

 ワッツは、自由交渉選手リストに掲載されていたSG・SF兼通訳の栗原クリス(24)の山口への移籍も発表。ワッツで2年間プレーした栗原は「大変な時、つらい時もあったが、皆さんのおかげで乗り越えられた」と謝意を示した。

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