「中傷でなく自省すべき」 NATO事務総長発言で中国外交部

「中傷でなく自省すべき」 NATO事務総長発言で中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月18日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は18日の記者会見で、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が17日、中国が引き続きロシアに「軍事技術を提供」し、ロシア・ウクライナ衝突でロシアを助けるなら、NATO加盟国が中国に「代償を払わせる」と警告したことについて、NATOは中国を中傷するのでなく、自省すべきだと指摘した。

 林報道官は次のように述べた。冷戦の産物であり、世界最大の軍事集団であるNATOが、ウクライナ危機においていかなる役割を果たしてきたかは、国際社会がよく知っている。NATOがすべきなのは恣意(しい)的に中国を中傷、攻撃することでなく、自らを省みることだ。

 中国はウクライナ危機の製造者でも当事者でもなく、和解と話し合いを終始促してきた。中国の客観的で公正な立場と建設的役割は国際社会から広く認められている。

© 新華社