高梁市議の辞職勧告決議案を可決 銃刀法違反罪の罰金刑受け市議会

高梁市役所

 高梁市議会は18日、自宅近くの畑で正当な理由なく猟銃を発砲したとして、銃刀法違反罪などで罰金刑が確定した川上修一市議(71)の辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。決議は昨年5月に続き2回目。法的拘束力はない。

 「市民の信用を失墜させ、市議会の名誉と品位を著しく損なわせた」として議員発議があり、全17人のうち本人と石田芳生議長、棄権して退席した2人を除く13人で採決。賛成10、反対3となった。

 閉会後、取材に応じた川上市議は「お騒がせしたことは申し訳ないが、議決は受け入れ難い。今後も議員の職務を全うする」と話した。

 川上市議は昨年3月に岡山地裁から罰金50万円の判決を受け、控訴、上告したが棄却された。今年5月の市議会全員協議会で上告の棄却と罰金納付を報告していた。

© 株式会社山陽新聞社