箱根で総雨量200ミリ超 神奈川26市町に大雨警報、避難所開設や鉄道乱れも

横浜地方気象台(資料写真)

 低気圧や前線の影響で18日、神奈川県内は大雨となり、箱根町では総雨量が200ミリを超えた。横浜地方気象台は横浜、川崎、横須賀、藤沢、厚木、小田原、箱根など計26市町に大雨警報を発表したほか、三浦市には土砂災害警戒情報を出し、厳重な警戒を呼びかけた。湯河原町は避難所を開設し、一部の鉄道でダイヤが乱れた。

 県や気象台などによると、降り始め(17日午後11時)からの総雨量は18日午後9時時点で箱根町の200.5ミリが最多。山北町144.5ミリ、小田原市140.0ミリ、三浦市126.5ミリ、横浜市中区119.0ミリなどだった。逗子市内では、川沿いの擁壁が崩れたという。

 鉄道では、東海道新幹線が小田原─三島間などで一時運転を見合わせたほか、JR東海道線は小田原─熱海間で6時間余り運休した。

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