C・ロナウド招集に疑念の声も、ポルトガル代表監督が一蹴「実力で代表に選ばれた」

写真:自身6度目のユーロ本大会となるC・ロナウド©Getty Images

ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)チェコ代表戦前の会見に出席し、同国の象徴であるクリスティアーノ・ロナウドの重要性を説いた。イギリス『BBC』電子版など、各メディアが伝えている。

現在39歳のC・ロナウドは、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルで公式戦45試合に出場し44ゴール13アシストを記録。いまだ衰えぬゴール感覚で、今シーズンの国内リーグ得点王に輝き、自身6度目となるユーロ行きの切符を掴んだ。

サウジアラビアでプレーをし、全盛期を過ぎたC・ロナウドがユーロ2024に招集されたことに疑問を持つ声がある中、R・マルティネス監督は「クリスティアーノは実力で代表チームに選ばれた」と語り、疑念の声を切り捨て、以下のように続けた。

「名前だけで代表入りできる人はいない。クリスティアーノは所属クラブのリーグ戦で安定した成績を残したし、我々の予選ラウンド(ユーロ予選)でも10ゴール決めている。彼は得点力があり、最後の一押しをしてくれる選手なんだ」

続けてマルティネス監督は「彼は相手の守備を広げ、スペースを作り出せることができる」と、C・ロナウド起用のメリットを説明。また「彼のスタイルは少しずつ変化してきたが、いまだに代表にいる実力があり、それを裏付ける数字も持っている」と語り、2大会ぶりの優勝を目指す同国にとって重要なピースであることも伝えている。

先日のアイルランド代表との国際親善試合で2得点を挙げ、代表通算得点を「130」としたC・ロナウド。今大会でその数字をどこまで伸ばすことができるのだろうか。

ポルトガル代表はユーロ2024の初戦となるチェコ代表戦を、日本時間19日4時に控えている。

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