久保建英がU-16年代の選手たちに語った、自分の100%を出す話 「自信は自分でしか得ることができない」

12日、日本代表の久保建英が参加したイベント「アディダス フットボール プレゼンツ タケトーク!F50 エディション」が高円宮記念JFA夢フィールドで行われた。

“一瞬のスピード”で、すべてを変える力を与えるためのスピードフランチャイズとして、8年ぶりに登場した新スパイク『F50』。

そこで、久保のトークイベント後には、U-16年代のスピード自慢を集めたセレクション「THE FAST」も合わせて開催されている。

「世界基準の選手育成」を目的に昨年スタートした、日本サッカー協会(JFA)とアディダスジャパンによる共創プロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」。

育成年代で世界基準の環境に身を置き、若いうちからハイレベルな経験をすることで、日本サッカー界を担う選手へと成長することを目指しており、これまで30名以上の選手が欧州の名門クラブへ練習参加している。

今回、「THE FAST」で優秀選手に選出されるとこの「DREAM ROAD」への参加権が与えられるということで、25選手が紅白戦に臨み熱いプレーを繰り広げた。

1本目のゲームは久保も観戦。2022年からJFA育成ダイレクターを務め、今年4月よりJFA技術委員会の委員長に就任した影山雅永氏と話しながら若き選手たちを見守っていた。

そんな久保は、「THE FAST」参加者から受けた「どうしたら自分に自信を持ってプレーできますか?」という質問に対し、こんなふうに答えている。

「僕はサッカーだけですけど、サッカーに関して自信がなかったことがないので、どうしたら自信を持ってプレーできますかという質問はちょっと難しいんですけど。

一番大事なのはやっぱり、自分が自信を持ってプレーをしないと自分の100%は出せないですし、自分の100%かどうかというのは見に来ているスカウトや指導者、ファン・サポーターの方には分かっていないと思うので、いかに自分で自信を持って、自分の100%を出すかということが大切だと思いますね。

例えば今日ここに隠れてスカウトの人が見に来ているかもしれないですし、それこそ最優秀選手の人はヨーロッパのクラブでプレーできるという明確なチャンスもあるわけです。

いつ、どこで、どんなチャンスが転がっているか分からないので、いつ何時も自分の100%を出せるように…過信はしたらいけないと思いますけど、自信は自分でしか得ることができないものだと思うので。

僕はあまりメンタル面どうこうという話は好きじゃないんですけど、自分に自信を持って、これまでやってきたことを信じて練習や試合に取り組んでほしいなと思います」

サッカーに関して自信がなかったことがないという久保だが、その答えに「THE FAST」参加者の多くが頷いている姿が印象的だった。

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なお、セレクションの優秀選手には、大宮アルディージャU18FW中島大翔と鹿島学園高MF大川寛翔の2名が選出。欧州行きの切符を手にしている。

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