プーチン大統領が“身内”を異例の抜擢…ウクライナ侵攻兵支援団体代表の“いとこの娘”をロシア国防次官に

ロシアのプーチン大統領は17日、新しい国防次官に自身のいとこの娘を任命した。

プーチン大統領は17日、自身のいとこの娘であるアンナ・ツィビレワ氏を国防次官に任命する大統領令に署名した。

ツィビレワ氏はウクライナ侵攻に従事する兵士を支援する団体の代表を務めていて、今回の人事は異例の抜てきとなる。

国防省では、兵士に対する社会的支援や住宅支援の組織化を担当するという。

ツィビレワ氏は17日、自身のSNSで「責任は重大だ。英雄が当然の支援を受けられるよう迅速に、生産的に取り組んでいく」と抱負を投稿した。

ツィビレワ氏を巡っては、夫のセルゲイ・ツィビレワ氏も、2024年5月にエネルギー相に就任している。

ロシア国防省では、幹部が汚職で相次いで摘発され、5月の閣僚人事でショイグ氏からベロウソフ氏に国防相が交代した。

プーチン大統領は17日、国防次官を10人から12人に変更する大統領令にも署名し、ベロウソフ体制で幹部人事の刷新が進められている。

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