国家資格取得頑張って 黒沢尻工業高に実習用機材寄贈 電気工事業組合花巻、北上支部など

寄贈の電気材料を前に、記念写真に納まる関係者と生徒たち

 県電気工事業工業組合北上、花巻両支部と県電業協会北上、花巻両支部は18日、北上市村崎野の県立黒沢尻工業高校に国家資格取得に向けた実習用の電気材料を寄贈し、電気工事士試験の「全員合格」を期待した。

 同組合と同協会は2007年度から県内工業高校を対象に電線や器具を贈っており、同校にも毎年寄付。今回はVVFケーブル(2芯、3芯)20巻、埋込連用タンブラスイッチ200個、アウトレットボックス60個を贈呈した。

 同組合の菅原浩一北上支部長、菅野卓訓花巻支部長、同協会の高橋徳好花巻支部長が同校を訪れ、贈呈式には電気科の2年生21人が出席。菅原支部長は「将来のためにもできるだけ在学中に資格を取り、電気工事士試験の100%合格を目指し頑張って。われわれの業界も若手技術者がだいぶ不足しており、地元の会社も視野に入れてほしい」と語った。

© 岩手日日新聞社