【シンガポール】フォーチュン東南ア500社、資源商社が首位[経済]

米経済誌フォーチュンの東南アジア版企業ランキング「フォーチュン・東南アジア500」で、シンガポールの資源商社トラフィギュラ・グループが1位となった。上位10社中5社が国内企業だった。

フォーチュンは、2023年年末までに発表された域内企業の通期決算結果を基に、総売上高を米ドル換算して順位付けした。東南アジア版の企業ランキングは今回が初となる。

トラフィギュラ・グループの総売上高は2,443億米ドル(約38兆6,230億円)。売上高が1,000億米ドルを超えたのは、同社だけだった。2位はタイの国営石油PTTで904億米ドル、3位はインドネシアの同プルタミナで758億米ドルとなった。

シンガポールからはこのほか、4位にパーム油農園の運営を手がけるウィルマー・インターナショナル、5位に農作物商社オラム・グループ、8位に電子機器受託製造サービス(EMS)企業フレックス、10位に国内金融最大手のDBSグループ・ホールディングスが10以内に入った。

国別ではインドネシアが110社ランク入りして最も多かった。これにタイが107社、マレーシアが89社で続いた。シンガポールは84社で4番目に多かった。

利益ベースではDBSグループが75億米ドルでトップ。2位はトラフィギュラ・グループで74億米ドル、3位はシンガポールのOCBC銀行で52億米ドルだった。利益上位10社中、6社を銀行が占めた。

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