カシージャス氏がレアルGKルニンに賛辞「世界最高のキーパーの代わりをしなければならなかった」

元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏が、古巣レアル・マドリードに所属するウクライナ代表GKアンドリー・ルニンを称賛した。18日、スペイン紙『アス』が同氏のインタビューを掲載している。

ベルギー代表GKティボー・クルトワが開幕前に左ひざ前十字じん帯を断裂したことにより、ルニンとスペイン代表GKケパ・アリサバラガが激しい守護神争いを繰り広げた2023-24シーズンのレアル・マドリード。そのなかでも、数々のビッグセーブでクラブのラ・リーガ制覇とチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献したルニンの活躍には、レアル・マドリードのレジェンドであるカシージャス氏も賛辞を送るしかないようだ。

ルニンの評価を問われたカシージャス氏は、「簡単なことではない。世界最高のGKの代わりをしなければならないんだ。彼は非常によくやった。とても良い」と称賛。「ケパと交互にやっているのも事実だ」とスペイン人GKについても言及しながら、「リーグタイトルとCLを獲得したのだから、2人とも実力はある。2人とも自分の価値を証明してチームの功績に貢献しているのだから、現時点では疑問があったと言われても、私にとっては問題ではない。目的は非常によく達成されている」と両選手についての見解を示した。

また、「レアル・マドリードは他のチームよりも1歩リードしているか」という質問に対しては、「いや、1歩ではなく10歩だ。レアル・マドリードは今、ビルの最上階に位置しており、他のチームは建物の中央に位置している」とコメント。さらに、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督については、「すべての立役者だと思う。彼は良い選手を抱えているが、今シーズンのような苦境を対処するのは容易ではない」と負傷者が相次ぐなかで最高の結果を残した指揮官を絶賛している。

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