巨人・戸郷 球宴までに10勝到達 残り最大5試合であと4勝「すべて勝ちたい」

 リーグ戦再開へ向け調整を行う戸郷

 巨人・戸郷翔征投手(24)が18日、先発する21日・ヤクルト戦(東京ド)に向けて、川崎市のジャイアンツ球場で調整。エースは最大5試合の登板が見込まれる7月の球宴期間までに、あと4勝に迫った2桁10勝を成し遂げる目標を掲げた。

 今季は自身初の開幕投手を務め、12試合の登板で6勝3敗、防御率1.85。5月24日・阪神戦(甲子園)では無安打無得点試合を達成するなどフル回転してきた。7月の球宴までの登板も「もちろんすべて勝ちたいです。(前半戦終了の)区切りは意識はしますけど、通過点の2桁というのは目標には置いておきたい」と強い意気込みを示す。3年連続10勝をマークして、後半戦にも弾みをつけたい考えだ。

 白星だけでなく「完投数を増やすこともそうですし。自分の想像している投球ができれば後半につながる」と語る。21日は交流戦明けの初戦となり「チームで助け合いながらやっていければいい」。大黒柱の自覚を見せる男が、リーグ戦再開後も巨人をけん引していく。

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