「夏のトレードでエンジェルスを去る4選手」をエ軍メディアが予測「残念だが、刷新が必要だ」

現地6月17日時点で29勝43敗。プレーオフ進出は今年も絶望的となっているロサンゼルス・エンジェルスの再建は、待ったなしの状況だ。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「トレード期限までに誰が去るのか」という記事で、現有戦力4選手が退団すると予測した。

「オフにショウヘイ・オオタニを失ったにもかかわらず、球団は戦力を補充しなかった。シーズンが始まれば、マイク・トラウトが左膝を痛めて長期離脱。球団が選手を放出し始めるのは時間の問題だ」

そう話を進めた同メディアは、退団するひとり目に34歳の左腕、タイラー・アンダーソンを挙げた。「ほぼすべての球団が欲しいのは先発投手。14登板で8勝のアンダーソンに多くの声がかかるのは、間違いない。エンジェルスは取引条件で失敗することは許されない。譲渡先の球団から、できる限り最高の条件を引き出す必要がある」と記した。

ふたり目は、外野手のテイラー・ウォード。「ファンにとっては耳の痛い話だが、今年のトレード期間における最高の材料になる可能性がある。市場に出そうな外野手はシカゴ・ホワイトソックスのルイス・ロバートを除けば、そう多くない。エンジェルスが断れないほどのオファーを受ければ、ウォードは別のユニホームを着ることになるだろう」と推測している。
3人目に挙げたのは、「今シーズン限りでFAになる」クローザーのカルロス・エステベスだ。「今シーズンの成績は平凡だ。ただ、彼をフォローするなら、試合を締めくくる状況をあまり作れていないチームの責任でもある。オークランド・アスレティックスのメイソン・ミラーほど人気はないだろうが、エステベスを差し出せば、何らかの見返りが得られるかもしれない」とした。

最後の4人目は、打率3割超えのルイス・レンヒーフォ。「今シーズンはチームに貢献しているが、来年以降はどうなのだろうか。プレーオフ出場が絶望の状況で、来シーズン終了後にはFAとなる。つまり、レンヒーフォも今年トレード候補となる」と締めくくった。

「残念だが、刷新が必要だ」としたチーム専門メディアは、来年以降を見据えた計画的な動きをエンジェルスに求めている。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社