井上尚弥にフェザー級強豪が対戦要求 元王者は〝ダメ出し〟「無理して上げろというのは酷」

井上尚弥

世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の今後に注目が集まる中、フェザー級強豪による対戦要求に元王者が〝ダメ出し〟した。

井上は次戦9月にWBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)との対戦が有力視される一方で、海外などではフェザー級転向への待望論が後を絶たない。実際、IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)ら1階級上の猛者がモンスターの対戦候補に続々と名乗りを上げている。

そうした中、元東洋太平洋スーパーフライ級王者・赤穂亮氏が、自身のユーチューブチャンネル「赤穂亮のルーTUBE」で井上に言及。次戦の有力候補・ドヘニーについては「世界チャンピオンになる人はスペシャル。ドヘニーはしっかりなって、防衛もしている」としながらも「井上選手だから役不足」「相手にならない。やっぱり(ルイス)ネリより落ちる」との見方を示した。

一方で、フェザー級王者らからの対戦要求については「井上選手がスーパーバンタムできつくて、もう全然力が出ないって言うんだったら分かるよ。井上選手はスーパーバンタムがベストでしょ。バリバリ一番いい状態をつくれるから、スーパーバンタムにいるんでしょ」ときっぱり。「俺らだって(フェザー級王者との対戦を)見たいけど、無理して上げろというのは酷。俺も(選手として)やっていたから。1階級というのは大きいと思う」と指摘した。

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