広場に木製遊具2基 奥久慈茶の里公園 茨城・大子

新設された地元産材の木製遊具の「ミステリーサークル」と「わんぱくコンビ」(左から)=大子町左貫

茨城県大子町左貫の奥久慈茶の里公園に、県産木材で作られたアスレチック遊具2基が完成した。町内外から集まった親子連れらが早速、歓声を上げながら遊びに興じている。

公園内の芝生広場に新設されたのは、ロープを使って丸太の上を移動してバランス感覚を養う「ミステリーサークル」と、丸太や網を登ったり、滑り台で降りたりできる「わんぱくコンビ」の2セット。

完成を記念して8日に開かれたお披露目会で、高梨哲彦町長は「町は森林環境贈与税を活用し、森林の整備や木材利用の促進を図っている。自然の中にある資源の素晴らしさを感じてほしい」とあいさつした。

この日は、外遊びにこだわった子ども向け森林関連教育イベント「あそびまにあ」として開かれ、ツリークライミングや丸太切り体験、森のペンダント作り、間伐材を使ったワークショップ、茶摘み体験など盛りだくさんの内容が繰り広げられた。特産の奥久慈茶や同町の主幹産業である林業に触れてもらうのが狙いで、町が主催し県大子林業指導所、町森林組合、県キャンプ協会などが協力した。

会場の一角では、県が10月に主催する「シン・いばらきメシ総選挙」にエントリーする町代表のグルメ「奥久慈りんごと奥久慈茶の橅豚(ぶなぶた)ポルケッタ」と「奥久慈茶尽くしパフェ」の2品が限定提供された。

「あそびまにあ」の一環で、ツリークライミングを楽しむ子どもたち=大子町左貫

© 株式会社茨城新聞社