リニアの岐阜県恵那市通るトンネル工事 工期を延ばし完成が2029年度に遅れる見通し JR「より慎重に施工」

JR東海は、リニア中央新幹線の岐阜県恵那市を通るトンネル工事について、工期を伸ばし、完成が2029年度に遅れる見通しを示しました。

工期が延長されるのは恵那市で建設が予定されている「第二大井トンネル」で、工期をおよそ20カ月伸ばし、完成は2029年度に遅れるということです。

JR東海は工期の遅れについて、地表に近いところでの工事となるため「より慎重に施工を進める必要がある」などとしています。

また静岡県は、山梨県内で地質や地下水を調べるボーリング調査について、県境付近での調査に合意しました。

静岡県はこれまで、地下水が山梨県側に流出する可能性があると主張していましたが、合意では流出する水量を確認しながら作業を進め、影響が確認されれば回復措置を取るとしています。

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