【WWE】戸澤陽〝パワハラ教師〟チャド・ゲイブルとついに決別! あまりの理不尽にオーティス激高

ゲイブル先生との決別を決めたマキシン・デュプリ(左)、戸澤陽(中)、オーティス(©WWE)

WWEユニット「アルファ・アカデミー」の戸澤陽(38)が、ついに〝パワハラ教師〟と決別だ。

チャド・ゲイブル、オーティス、戸澤、マキシン・ドュプリのアルファ・アカデミーは体育会系お調子者ユニットとして活躍していたが、ゲイブル先生が凶暴化。インターコンチネンタル(IC)王座取りに異様な執念を燃やす一方で、戸澤ら3人には昭和のコワモテ教師のようなパワハラ、体罰を繰り返してきた。

15日のPLE英スコットランド決戦ではIC王者サミ・ゼインに挑戦するも、セコンドのオーティスとマキシンがゲイブル先生の理不尽な介入指示に従わなかったこともあって、ゼインのヘルヴァキックにフォール負け。17日(日本時間18日)のロウ(テキサス州コーパスクリスティ)では、先生が戸澤ら生徒3人を引き連れてアダム・ピアースGMに再戦を直談判した。

戸澤はPLEに不在だったが、「遠征に来なかった給料泥棒」などと罵声を浴びせられ、散々な目に。ピアースGMも当然再戦要求など聞くわけがなく、代わりに巨漢ブラウン・ストローマンとの一騎打ちを命じた。試合でゲイブルは元ユニバーサル王者の猛攻を浴び、防戦一方に。ゲイブルは場外に逃げ出したが、リングを下りたストローマンに追いかけられると、セコンドの戸澤と体を入れ替えてストローマンに戸澤を差し出した。

戸澤はストローマンの怪力で吹っ飛ばされて、ゲイブルと激突することに…。ストローマンにリングに上げられたゲイブルは、パワースラム一発でフォール負け。怒り心頭のゲイブル先生は戸澤をリングに上げて、胸を小突いて公開説教だ。ここで左脚を負傷しているマキシンが間に入ったが、ゲイブル先生はマキシンから松葉づえを奪って場外に放り投げた。

さらに戸澤には理不尽極まる平手打ち。張り倒された戸澤を見た好漢オーティスがついに動いた。これまで葛藤を抱えながらも忠誠を誓ってきたゲイブル先生を、パワー全開で突き飛ばして制裁したのだ。さらにユニットのタンクトップを破り捨て、戸澤とマキシンに肩を貸して去ってしまった。戸澤は泣いているようだ…。

懲りないゲイブル先生は激怒。控室でなぜ自分に手を出したか問い詰めたが、オーティスは荷物を詰めながら「もう終わったんだ」とゲイブルに決別を通告し、戸澤、マキシンと帰っていった。怒りのゲイブルは「お前らクビだ! お前らじゃなんもできんぞ」と逆宣告し、「マネー・イン・ザ・バンク」(7月6日、カナダ・トロント)のラダー戦勝利と世界ヘビー級王座取りを宣言したが…。

戸澤に降りかかった災難も、これにてようやく終わりを迎えるようだ。

この日のロウは「ABEMA」にて放送された。

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