補助金に頼らない自走型の子ども食堂 盛岡「おちゃのま」

「売買がフードロス対策と子どもの笑顔につながる。優しさを循環させたい」と語る吉田なつみさん

 盛岡市仙北のコミュニティースペース「おちゃのま」で22日、主にフードロス対策の売り上げで運営費を賄う子ども食堂が始まる。家庭や企業にある賞味期限間近の食品などの売買で得た利益を全額充てる「自走型」の取り組み。補助金に頼らず、「優しさ」の循環で子どもの居場所づくりにつなげる試みとして注目を集めそうだ。

 おちゃのま内に設置された「じゅんかん商店」で、不要になった商品を1個10円で買い取り、妥当な価格で販売する。

 問い合わせや申し込みは、おちゃのまのインスタグラムか同診療所(019.601.3101)へ。

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