JR山口線湯田温泉―山口間の新駅設置「いったん保留」、山口市

山口市役所

 山口市は18日の市議会一般質問で、同市のJR山口線湯田温泉―山口間への新駅設置の検討を凍結する方針を示した。中村千里都市整備部長が「検討はいったん保留する」と答えた。

 市は14日、新駅設置の事業費などの試算結果を市ホームページに公表。同市三和町の椹野公園に待合室やトイレを備えた約70平方メートルの駅舎を設置した場合、駅舎や駅前広場、周辺の線路の設備工事などに計約20億6千万円を要するとし、「現時点では慎重な検討を要する」との見解を盛り込んだ。新駅の需要については、新規利用が1日617人、乗降を山口、湯田温泉両駅から変える利用が同622人と推計している。

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