「詐欺グループの共犯者」と偽の逮捕状LINEで見せられ 20代男性110万円だまし取られる=静岡・掛川市

大阪府警を名乗る男にLINEで偽の逮捕状を見せられた静岡県掛川市の20代の男性が110万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

被害にあったのは、掛川市に住む会社員の20代の男性です。

警察によりますと、6月18日午後4時頃、大阪府警を名乗る男から男性のスマートフォンに電話があり「詐欺グループが逮捕された」「家宅捜索をしたらあなたの口座のキャッシュカードが出てきた」「あなたが共犯者としてあがっている」と言われ、LINEを使って男性の名前が書かれた逮捕状を見せられたということです。

その後、別の2人から連絡があり、調査の名目で口座や残高を聞かれ、「返金する」という約束のもと、相手が指定する口座に110万円を振り込んでしまったということです。

男性は、逮捕状に書かれていた自分の生年月日が違っていることに気づき不審に思い、警察に相談したところ事件が発覚しました。

警察は「警察官がSNSを使って逮捕状を示すことはありません」と注意を呼び掛けています。

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