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本県発祥「冷やしシャンプー」の今季サービスが「頭髪(とうはつ=18)の日」の18日、県内約300の理容店で始まった。21年目の取り組みで、暑さが厳しい本県ならではの「冷やし文化」の一つとして定着した夏の風物詩。抜群の爽快感から、近年は女性からも好評を得ている。
メントール系のシャンプーを冷やして使うサービスで、県理容生活衛生同業組合講師会の有志でつくる県冷やしシャンプー推進協議会「ひやしびと」(植松行雄代表)が2004年に始めた。ベトナムの理容室でも導入されるなど、国内外で支持を広げている。
実施店は「冷やしシャンプーはじめました」の青いのぼりを掲げ、各店でサービス内容に工夫を凝らす。植松代表が営むミヨシ理容室(東根市)では、トリートメントをシャーベット状にし一層の清涼感を提供しているほか、希望者にはひんやりとしたフェースパック「冷やし冷面(れいめん)」も施す。
この日、同市内から来店した大場明美さん(52)は「すっきりして、暑い季節にぴったり。この気持ち良さはやってみないと分からないかも」とほほ笑んだ。植松代表の長女で、同店スタッフの真琴さん(26)は「日々の疲れを少しでもリフレッシュしてもらえるとうれしい」と話した。
今季は9月18日までサービスを提供予定。冷やしシャンプー・トリートメントは、県内の実施店や観光施設などで購入もできる。
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