モトガッコ(石川町)全国2位 空き家甲子園・遊休施設部門

空き家甲子園の遊休施設部門で優秀賞を受賞したモトガッコ=石川町

 全国空き家アドバイザー協議会が主催したコンテスト「第1回空き家甲子園」で、福島県石川町の文教福祉複合施設「モトガッコ」が遊休施設部門の2位に当たる優秀賞を受賞した。町が18日、発表した。

 モトガッコは、町が旧石川小校舎を改修して2019年にオープンさせた施設で、公民館や図書館、屋内遊び場などを備えている。

 1971年に建設された校舎の趣を残しつつ、開放的な造りに改修したことで、学びやの歴史をつなぐまちづくり活動の拠点として造り替えた事業目的が評価された。

 町によると、同部門は自治体の遊休施設を活用した取り組みが対象で、全国から9件の応募があった。町は「今後も空き家の発生抑制や利活用の推進に取り組みたい」としている。

 コンテストは空き家の増加が社会問題となる中、利活用の方策を探るのが目的で、遊休施設、商業施設、民泊の3部門が行われた。遊休施設部門の最優秀賞は「伊予高生徒による空き家×アートイベント」(愛媛県松前町)だった。

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