姫路ゆかたまつりのパレード、混雑回避で1時間前倒し 22、23日開催 姫路駅北側で交通規制も

神戸新聞NEXT

 播磨の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」が22、23日、姫路市立町の長壁(おさかべ)神社周辺で開かれる。4年ぶりの開催となった昨年は2日間で11万3千人が訪れ、商店街などが混雑したため、パレードなど一部イベントの時間帯をずらして実施する。姫路駅北側では大規模な交通規制が行われる。(井上 駿)

 ゆかたまつりは長壁神社の伝統行事。江戸中期に風流大名として名をはせた姫路藩主榊原政岑(まさみね)が、庶民に浴衣姿での参拝を許したのが起源とされる。これまでは実施日を6月22~24日に固定していたが、家族連れが参加しやすいよう、前回から土、日曜の開催に変更した。

 神社周辺や西二階町商店街、大手前通りなどに計約100店の露店が並ぶ。浴衣姿の小学生や「姫路お城のアンバサダー」らが商店街などを練り歩く「子どもゆかたパレード」は、混雑回避のため、昨年よりも開催時間を1時間前倒しし、22日午後4時からとする。

 城南公園では両日ともステージイベントがあり、姫路ふるさと大使の河内家菊水丸さんや地元アイドルグループらが出演する。

 期間中は浴衣姿で会場を訪れると多彩な特典を受けられる。姫路城や動物園、美術館などの施設が入場無料になるほか、姫路駅、JR網干駅、山陽網干駅を発着する神姫バスの運賃が半額となる(現金のみ)。

 まつりは両日とも午後4時半~同9時半。長壁神社周辺の道路は午後4時から歩行者専用になる。

 姫路ゆかたまつり振興協議会事務局TEL079.221.1500

© 株式会社神戸新聞社