パリ五輪バドミントン競技女子シングルスに出場 大堀彩選手「いい形で準備」 福島県楢葉町・相馬屋の工場訪問

左から均さん、佐藤社長、大堀選手、麻紀さん

 パリ五輪バドミントン競技女子シングルスに出場する大堀彩選手(27)=トナミ運輸、富岡高卒=は18日、福島県楢葉町の米穀卸売・小売業「相馬屋」(本社・いわき市)のパックご飯製造工場を訪れ、幼少から親交ある佐藤守利社長に五輪出場を報告した。

 大堀選手は「いい形で準備できている。調整を充実させて心も体も納得いく形で現地入りしたい」と話した。佐藤社長が大堀選手の母麻紀さん(55)からバドミントンを教わっていた縁で幼少から知る仲。2017(平成29)年からはスポンサーとして支援を続けている。佐藤社長は「小学生の時は悔し涙する姿が印象深い。いい時ばかりでなく大変な時もあったろうから五輪出場は跳び上がって喜んだ」と話した。

 大堀選手は「数え切れない人の支援を受けてここまでたどり着いた。恩返しと感謝の思いをコートで示し、後悔なく戦い切りたい」と力を込めた。

 父の均さん(55)=トナミ運輸ヘッドコーチ、日本バドミントン協会U19ヘッドコーチ=と麻紀さんが同席した。

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