甲子園目指し60チーム熱戦へ 夏の高校野球三重大会、組み合わせ決まる

【全国高校選手権三重大会第1~第4シード(左から津田学園、菰野、昴学園、宇治山田商)の主将ら=津市の県総合文化センターで】

 三重県四日市市羽津甲の四日市ドームで7月5日に開幕する、第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が18日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで開かれた。夏の甲子園切符を懸けた熱戦に臨む、南伊勢・石薬師・四日市四郷の連合1チームを含む62校60チームの初戦の相手が決まった。

 試合は6日から四日市市営霞ケ浦、津球場公園内、ドリームオーシャンスタジアム(県営松阪)、ダイムスタジアム伊勢(伊勢市倉田山公園)の4球場で始まる。日程が順調に進めば決勝は28日午前10時から、四日市市営霞ケ浦球場で行われる。

 今年春の県大会の成績を基に決めたシード校は全部で8チーム。第1―第4シードの津田学園、菰野、昴学園、宇治山田商をAシード、第5シードのいなべ総合学園、明野、三重、皇學館をBシードとし、A―Dの各ゾーンに振り分けた。

 第1―第4シードは19日予定の2回戦から登場し、このうち春の県大会優勝校の第1シード津田学園は、松阪商―伊賀白鳳の勝者と初戦を戦う。昨年秋の県大会覇者で今年春の選抜高校野球大会に出場した宇治山田商は、2回戦で名張―津の勝者と対戦する。

 組み合わせ抽選会には各チームから指導者と主将が出席した。春夏連続の甲子園を目指している、宇治山田商の伊藤大惺主将(3年)は「夏また甲子園に戻れるよう、初戦から全力で戦いたい」と話した。

 開会式は5日午後2時半から四日市ドームで行われ、入場行進は3年生に限り、ベンチ外メンバーやマネジャーの参加を認める。選手宣誓は津の中尾早玖主将(3年)が務める。

 開会式の屋内開催は暑さ対策の一環。暑さが厳しくなる午後の試合を避ける目的で、原則1会場1日2試合までとし、試合日前日に県下に「熱中症特別警戒アラート」が出た場合、予定していた全試合を原則中止し、順延する方針も決めている。

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