テラスカイの「mitoco Work 経費」、micoto会計との連携など新機能を追加したVer.2.2をリリース

by 三柳 英樹

株式会社テラスカイは18日、Salesforceをプラットフォームとするクラウド型経費精算アプリケーション「mitoco Work 経費」をVer.2.2にバージョンアップしたと発表した。

今回のバージョンアップでは、「mitoco 会計」との連携機能を追加。mitoco Work 経費では、独自に勘定科目/補助科目マスターを管理し、経費種別へのひも付けが行えるようにしていたが、新バージョンからmitoco 会計と共通で利用する勘定科目/補助科目マスターを参照するようになった。

また、mitoco会計への仕訳連携機能を追加し、mitoco会計を利用している場合、承認済みの経費申請データについて、経理締め処理画面から直接mitoco会計のAP(債務管理)へ仕訳連携できる機能を追加した。ファイルとしてエクスポートしたものを、会計システムへ連携する手間を削減できる。

経費申請画面の改善では、経費申請時の承認プロセス選択画面で、承認プロセスのフロー図は非表示となり、代わりに、承認プロセスの概要に設定した内容を説明として表示する。複数の承認プロセスを設定した場合などで、申請者が承認プロセスの選択を誤るリスクを軽減できる。

申請後の経費詳細画面の改善では、承認プロセスのフロー図は非表示とし、申請内容が最も上に表示されるようになった。「申請情報の詳細を確認」ボタンをクリックすることで、承認履歴などの詳細情報を確認できる。

経費編集画面・ファイル情報編集画面・明細一括編集画面の日付項目では、日付のキーボード入力が可能になった。年月をまたいだ日付の変更などで、カレンダーの表示を切り替えて日付を選択することなく、ダイレクトに日付を入力して指定できる。

締め処理画面(旧:経費精算確認画面)の機能改善では、承認後の経費申請の締め処理を行う画面であることをふまえて、画面名称を「経費精算確認」から「mitoco経費 締め処理」に変更した。

また、画面の操作性改善として、締め処理画面で変更した経費明細データについて、変更した時点で即時に保存するように変更した。ブラウザを誤って閉じてしまうなど、作業ミスにより変更が失われてしまうリスクを防止する。「控除前税額」「税損金額」の項目は画面上で非表示となり、経費明細一覧の視認性を改善する。

締め処理画面で「申請一覧エクスポート」を実行して出力されるCSVデータについては、「税抜金額(税損金額除く)」の項目を追加したほか、外部システムへの連携時、税損金額を控除した税抜金額を連携したいケースへの対応、出力順を関連する項目のまとまりで表示するように変更した。

経路検索画面の「新幹線・有料特急詳細条件」では、料金・経路を検索できる「新幹線eチケット」「EX早得1」「EX早特28ワイド」の各ネット予約サービスを選択できるようになった。

また、申請種別が「その他経費」の事前申請で、ファイル添付が必要な経費種別の明細を作成した場合に、これまではファイル未添付の場合申請できなかったが、ファイル未添付の状態でも申請できるように変更した。

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