ドジャース ビューラーがまた炎上…二回までに6失点 4回7失点でKO トミー・ジョン手術前の輝きを取り戻せず

 ドジャースのウォーカー・ビューラー

 「ロッキーズ-ドジャース」(18日、デンバー)

 ドジャースの先発・ビューラーが初回4失点と炎上した。二回にも2ランを被弾するなど4回7失点でKOされた。

 先頭への死球からすべてが狂った。カウント2ストライクと追い込みながらも、インサイドへの1球がユニホームをかすめた。これに思わず天をあおぐと、ここから3連打を浴びて3失点。さらにジョーンズに犠飛を打ち上げられ、計4失点となった。

 さらにパヘスのソロで1点をかえし、迎えた二回には1死一塁からモンテロに左翼へ2ランを被弾。ド軍ベンチには重苦しい雰囲気が漂った。四回にはドイルにソロを被弾し、4回7失点でKOされた。

 ビューラーは前回登板のレンジャーズ戦で5回3失点KO。味方の失策を引き金に逆転3ランを浴びた。前々回のパイレーツ戦でも3回4失点KO。ここ数試合は不安定な内容が目立つ。

 ビューラーは15年ドラフト1位(全体24位)でドジャースに入団。1年目の18年に8勝、翌19年には14勝をマークしてオールスターにも選出された。21年に16勝をマークし、エース級の働きを見せたが、翌年8月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。

 昨オフには大谷とリハビリをともにしていたビューラー。5月6日のマーリンズ戦で2年ぶりのメジャー復帰を果たし、ここまで1勝4敗、防御率4.64となっている。なかなか手術前の輝きを取り戻せていないのが現状だ。

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