希少なナベコウ、9年連続で飛来 中国内モンゴル自治区

希少なナベコウ、9年連続で飛来 中国内モンゴル自治区

 【新華社フフホト6月19日】中国内モンゴル自治区バヤンノール市にあるウラド草原でこのほど、国家1級保護動物に指定されているコウノトリ科のナベコウの姿が確認された。ウラド草原へのナベコウの飛来は2016年以来9年連続となる。

 ナベコウはその希少性から「鳥類の国宝」と呼ばれる。生息地の環境条件への要求が高く、その生息は環境評価の指標となる。約7600万ムー(約5万1千平方キロ)にわたって広がるウラド草原は、ナベコウの生息地の一つとなっている。

 今回ナベコウが確認されたのはウラド中旗にある二狼山貯水池で、成鳥計5羽が確認された。貯水池周辺に生息し、クロヅルやサカツラガンなどに混じり、共に採食しながら共生している。(記者/李雲平)

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