【早出し】DF吉田、初のみちのくダービー「楽しみ」 サッカーJ2・モンテディオ山形

みちのくダービーに向けて闘志を燃やすDF吉田泰授=天童市・県総合運動公園

 サッカーJ2・モンテディオ山形は18日、天童市の県総合運動公園で練習を公開した。クロスに対する守備に重点を置き、ゴール前の局面に限ったトレーニングやミニゲームを行った。次節は22日、ホームで仙台と対戦する。

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 みちのくダービーに向けてDF吉田泰授が闘志を燃やしている。4月のアウェー仙台戦はコンディションの不調で出場できなかった。プロ2年目で、初のダービー出場を心待ちにしている。「バチバチの雰囲気でプレーできることは楽しみ」と頼もしさを見せ、「勝って山形のみんなと喜びを分かち合う」と誓った。

 左サイドでコンビを組むMF気田亮真との連係は日に日に呼吸が合ってきており、「自分がゴールに向かうだけでなく、(気田に)ボールを預けて、おとりになる走りも狙っている」と相手を惑わす選択肢を選ぶこともあるという。気田はここ数試合で調子を上げ、攻撃の起点となる場面が大きく増えた。ただ、相手GKの好セーブや、ポストにはじかれるなど、わずかにゴールに届かないシーンが続いている。吉田は「次は絶対得点を決めてくれる」と背番号10に確かな信頼を寄せた。

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