PFAS検出の柏市 下総航空基地に地下水調査の協力要請へ

柏市役所

 柏市と鎌ケ谷市の井戸から有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)が国の暫定指針値を大幅に超えて検出された問題で、柏市は18日、検出地点周辺にある海上自衛隊下総航空基地に対し、地下水調査への協力を求める予定だと明らかにした。市議会一般質問で、環境部長が「県や鎌ケ谷市とも連携し依頼する予定」と答弁した。

 市が4月に行った井戸の水質調査で、84本中18本から、PFASのうち特に毒性が問題視される「PFOS」と「PFOA」が暫定指針値を超えて検出された。市はこれら18本から半径200メートルの市内でも地下水の追加調査を実施中。市によると、この調査対象地域に下総航空基地も入ることから協力を要請するという。

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