国が8月1日に新たな辺野古護岸工事に着手を通知 県との協議は事実上の打ち切り

普天間基地の移設工事を巡り、国は県に大浦湾側で新たな護岸工事を8月に着工すると通知したことが分かりました。

大浦湾側にある軟弱地盤の造成工事を巡っては、国が2023年12月、代執行で沖縄防衛局の設計変更申請を承認し、2024年1月から海上ヤードの設置に向けた作業が行われています。

県は2013年に当時の県知事が、埋め立てを承認する際に設けた留意事項に基づき事前協議が必要だとして、工事の実施計画や環境保全対策などに関する質問状を国に送付していました。

しかし、国は大浦湾側のサンゴの移植と並行して、8月1日に新たな護岸の工事に着手すると18日県に通知しました。

今回の通知は事実上の協議の打ち切りともいえ、護岸の整備に着手すれば埋め立て工事が本格化することとなります。

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