高校野球の優勝校などを予想する賭博を行い、客から金を集めたとして、広島市の暴力団組員が逮捕された事件を受け、県警は暴力団の事務所を家宅捜索しました。
家宅捜索が行われたのは広島市中区流川町にある指定暴力団共政会流川の事務所です。
この事件は流川の組員・木村年広容疑者（５０）が２０２１年８月と２０２２年３月に行われた甲子園大会で、全国の出場校を任意にグループ分けしその中から優勝校と準優勝校を予想させる違法賭博を行い、県内の男性（５０代）から１口１０００円で、あわせて２万円を集めた疑いで逮捕されたものです。
調べに対し、木村容疑者は、「何も話したくない」とあいまいな供述をしているということです。
警察によりますと、木村容疑者と被害男性は過去数年間にわたって同様の賭博を行っていたとみられ、「流川」が野球賭博に組織的に関与し、そこで得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、詳しく調べています。
