【韓流・韓国旅行】Netflix新作チョン・ウンジ&イ・ジョンウン主演『Missナイト&Missデイ』見どころは?ロケ地、忠清北道・清州の魅力も紹介!

『Missナイト&Missデイ』ソハン地方検察庁のロケ地である忠清北道庁舎

Netflix最新ドラマ『Missナイト&Missデイ』は、奇抜な設定と軽快なテンポで強く引き付けられるファンタジーコメディだ。韓国のランキングサービス会社Rankifyの分析では、特に40代の女性たちに人気が高いという。

『応答せよ1997』で小気味いい演技をみせてくれたチョン・ウンジ(Apink)と、『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー』や『私たちのブルース』で抜群の存在感を放つイ・ジョンウンが、1人の女性の「夜の姿」と「昼の姿」をそれぞれ演じている。(以下、一部ネタバレを含みます)

■Netflix最新作!ファンタジーラブコメディ『Missナイト&Missデイ』見どころ紹介

●『Missナイト&Missデイ』ストーリー

三十路も近いイ・ミジン(チョン・ウンジ)は、8年連続で公務員試験に落ちてしまう。さらに、詐欺にも遭い、踏んだり蹴ったりだ。

そんなミジンが、ある朝目覚めると、50代の姿(イ・ジョンウン)になっていた。両親にも娘だとわかってもらえず、不審者扱いされてしまう。昼間は50代、夜は20代という2重生活が始まる。

絶望感に打ちひしがれるミジンだったが、これまで取得した資格やアルバイトでの経験を活かし、シニア対象の就職試験に合格。イム・スンの名前で、シニアインターンとして働くことになる。

スンが配属された地方検察庁には仕事人間の検事、ケ・ジウン(チェ・ジニョク)がいた。仕事には冷徹で厳しいジウンだが、プライベートでは優しい一面を見せる。

連続殺人犯が逃走し、ミジンに危険が迫っていることを知ったジウンは犯人を追う。果たしてジウンは、犯人を検挙することができるのか。また、ミジンの2重生活は終わりを迎えることができるのか……。

「目が覚めると外見が変わってしまう」といえば、ハン・ヒョジュ主演の韓国映画『ビューティインサイド』を思い浮かべるが、『Missナイト&Missデイ』では、昼間は仕事を持つ50代、夜はニートの20代と、30歳の年齢差を行ったり来たりするところがおもしろい。

外見は50代でも中身は20代のスンが、キレキレのダンスを踊ったり、就職のための面接で身体の柔軟さを披露したり、しゃかりきに自転車を漕いで通勤したりする姿が、実にコミカルに描かれている。ベテラン女優イ・ジョンウンが、体当たりの演技でコメディエンヌとしてドラマをさらに盛りたててくれそうで、今後の展開に期待が高まる。

また、ケ・ジウンを演じるチェ・ジニョクが、トラブルに巻き込まれても、うろたえることなくクールを貫き通すところがカッコいい。

●配信情報

Netflixシリーズ『Missナイト&Missデイ』独占配信中

[2024年/全16話]演出:イ・ヒョンミン『力の強い女 ト・ボンスン』『ごめん、愛してる』、チェ・ソンミン 脚本:パク・ジハ『グッド・キャスティング〜彼女はエリートスパイ〜』

出演:イ・ジョンウン『私たちのブルース』『海街チャチャチャ』、チョン・ウンジ『酒飲みな都会の女たち』『応答せよ1997』、チェ・ジニョク『恋の記憶は24時間~マソンの喜び~』『皇后の品格』

■『Missナイト&Missデイ』ロケ地、忠清北道・清州を紹介

『Missナイト&Missデイ』の撮影は、韓国中央部にある忠清北道・清州(チョンジュ)市で行われている。
スンとジウンが勤務するソハン地方検察庁として登場する建物は、忠清北道庁舎だ。1937年に建てられた近代建築で、外観に多数の細い溝模様が入ったスクラッチタイルを使用しているのが特徴だ。

劇中、1本の木が生えた小高い丘のように見える場所は、市の北側の美湖川沿いにある井北洞土城(チョンブッドントソン)だ。外敵から村を守るために三国時代に作られたと推測される土を固めて作った城郭だ。

他にも、中心部の「ソンアンキル(城内道)」をはじめとした繁華街でロケが行われている。

『Missナイト&Miss デイ』ロケ地、清州の繁華街「ソンアンキル」

清州は、三国時代に百済、新羅、高句麗による熾烈な領土争いが繰り返された場所だった。

また、世界最古の金属活字を使用した書物「直指」が印刷された興徳寺址には、「清州古印刷博物館」があり、金属活字の歴史と印刷技術について学ぶことができる。

車嶺山脈と小白山脈の支脈に挟まれた盆地型地形で、南部の平野は穀倉地帯となっている。

醤油と韓方薬剤のタレに浸けてから肉を焼く「シオヤキ」、汁の煮詰まったときの「じじっ」という音から名前が付いた豚肉の鍋「チャグリチゲ」といった豚肉料理に加え、南部にある大清湖で捕れる淡水魚料理が有名だ。

醤油と韓方薬剤で作るタレに豚肉を浸してから焼く「シオヤキ」は清州グルメのひとつ
汁の煮詰まったときの「じじっ」という音から名前が付いた「チャグリチゲ」は辛い豚肉チゲ

市の西部には、600年前に発見された椒井(チョジョン)薬水がある。ここから湧き上がる甘い天然炭酸水を使って製造される「泉淵(チョニョン)サイダー」も、清州のご当地グルメのひとつだ。

椒井薬水から湧き上がる天然炭酸水を使い製造される泉淵サイダー

●清州へのアクセス

成田国際空港および関西国際空港から清州国際空港まで直行便運航。

ソウル南部バスターミナルから清州市外バスターミナルまで約1時間30分。

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