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ドラフト1、2位の新人バッテリーの先発出場はプロ野球史上、2015年10月の日本ハム・有原(31=現ソフトバンク)-清水(28)以来になる。昨18日、甲子園で行われた阪神戦で先発バッテリーを組んだ細野晴希(22=東洋大)と進藤勇也(22=上武大)のことだ。
細野は東亜学園(東京)から東洋大を経て昨年のドラフト1位で日本ハムに入団。大学時代に158キロ左腕として注目されながら、ここまで一軍デビューが遅れたのは左肩に不安があったからだという。日本ハムOBが言う。
「最初に異常を訴えたのは自主トレ期間中だそうです。以来、ピッチングは極力ひかえていた。キャンプ中に状態が回復したためブルペンで150キロ超のストレートを投げたのですが、再び痛みというか張りが出たそうです。なので球団は大卒ながら高校生同様、育成が必要と判断したようです」
イースタンではこれまで7試合に登板しているものの、計23回3分の1を投げただけ。今月7日の巨人戦で5回3分の2、83球を投げたのが最多だ。
球団が「育成選手」と判断した理由は左肩に限らない。「精神面ですよ」と、前出のOBがこう続ける。
「大学時代からノーコンと言われてますが、不用意にストライクを取りに行っては打たれ、焦りから制球を乱すという悪循環は気持ちの問題のようです。気が弱くて、話していても自分に自信がない。進藤とは大学時代から日本代表でバッテリーを組んでいるし、気心も知れている。2人同時にデビューさせたのは、進藤にうまくリードしてもらって少しでも自信がつけばという首脳陣の配慮でしょう。いずれにせよ、細野は長い目で育てるつもりなのです」
その細野は4回3分の1、78球を投げて2安打1失点。四回までは安打を1本打たれただけと完璧な内容だったが、五回に崩れた。
2つの四球と中前打などで1死満塁とされたところで、新庄監督に交代を告げられた。
日本ハムは今季、開幕から好調。先発ローテーションも埋まっているだけに、心身とも未完成な若手を無理遣いする必要はないということか。
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目まぐるしい新陳代謝が行われている日本ハムだが、ダルビッシュが近い将来、再び古巣のユニホームを着る可能性がある。
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