プーチン大統領が約24年ぶりに平壌訪問 午後に金正恩総書記と会談し「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名する見通し

北朝鮮メディアは、ロシアのプーチン大統領が19日に約24年ぶりに平壌(ピョンヤン)を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記と対面する映像を公開した。

両者はこのあと首脳会談に臨む予定。

朝鮮中央テレビが公開した映像では、プーチン氏は専用機で真夜中の飛行場に降り立ち、出迎えに来た金総書記と握手したあと抱擁を交わした。

その後、2人は並んでレッドカーペットの上を歩き、宿泊先へと向かうため、プーチン大統領の専用車に乗り込んだ。

両者が対面するのは金総書記がロシア極東を訪れた2023年9月以来で、北朝鮮メディアは、ロ朝の「団結の強固さを再び示す歴史的な再会」で双方の「戦略的で未来志向的な発展を推進する」ものだと伝えている。

ロシア大統領府によると、プーチン氏と金総書記は19日午後、会談に臨み、安全保障分野を含む「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名する見通し。

ロシアは長期化するウクライナ侵攻で兵器不足に陥る中、北朝鮮から砲弾などを調達しているとされ、北朝鮮との軍事的な連携を一層深める狙いがあるとみられる。

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