イングランド代表MFアダム・ウォートンが、同代表MFデクラン・ライスをお手本にしているという。イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在20歳のウォートンは、キャリア通算でプレミアリーグ16試合にしか出場していない。今年2月にブラックバーンからクリスタルパレスに移籍すると、同クラブを率いるオリヴァー・グラスナー監督のもとで頭角をあらわし、すぐにチームの主力選手となった。
そして現地時間6月6日、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)に臨むイングランド代表が発表され、ウォートンはそのメンバーに名を連ねた。同選手は「シュールな気分だった」と、そのときのことを語った。
「正直、代表に招集されるとは思っていなかったんだ。プレミアリーグのクラブに移籍したばかりだったし、選ばれたらラッキーとしか考えていなかったから、本当にうれしい」
「夢が叶った。サッカーが好きな子供はみんなプレミアリーグでプレーして、国を代表して大舞台に立ちたいと夢見ている。すべてがあっという間だったけど、これ以上に望むものはないよ」
ウォートンは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表との国際親善試合でイングランド代表デビューを果たしたばかりだ。そんな同選手が、イングランド代表のなかでお手本としているのはライスだという。
「デクラン(・ライス)は、ここ数シーズンのパフォーマンスが示しているようにトッププレイヤーだし、ピッチの外でも一流の人物だ。代表のみんなから学んでいるけど、特に彼からよく学んでいる。僕と同じようなポジションでプレーしているし、色々なことを吸収している」
「ボールがピッチ上の特定の場所にあるとき、どういうポジションに立つかとか、ちょっとしたコミュニケーションの取り方とかね。それがプレーしているときに役に立つ。チームメートのコミュニケーションの取り方も参考にして、プレーに役立てているんだ」