教員採用試験の数学と保健体育で出題ミス 試験後に受験生からの問い合わせで発覚【佐賀県】

6月16日に行われた公立学校教員採用試験の数学と保健体育の問題で出題に誤りがあったことがわかりました。試験後に受験生から問い合わせがあり発覚したということです。

佐賀県教育委員会によりますと、出題ミスがあったのは6月16日に実施された来年度の公立学校教員採用試験の数学と保健体育の問題です。
県教職員課によりますと、数学の問題では関数の計算式で数値に誤りがあったため、該当する問題と以降の2問が解けなくなっていました。
また、保健体育の問題では空欄に該当する語句を5つの語群から1つ選ぶ問題で、正解となる語句が2つ含まれていました。
このため、数学では対象となる3問について受験者全員を正解扱いに、保健体育ではどちらの語句を選んでも正解とする対応をしたということです。
今回の試験結果は7月5日に発表する予定で、合否判定について県教職員課は「発表前なので特に影響はない」としています。
どちらも試験後に受験生から問い合わせがあり発覚したもので、県教職員課は「高い志をもって佐賀県教員を目指す受験生の皆様に、深くお詫び申し上げます。今後は試験問題に係るチェック体制を強化し再発防止に努めます」とコメントしています。

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