たんぱく質バランスとれていますか?—交通広告で意識喚起

豆乳などの飲料・食品用紙パックを製造している日本テトラパック株式会社が推進する「リセッ豆乳プロジェクト」は、動物性と植物性のたんぱく質バランスの重要性を訴える交通広告を展開している。広告は6月16日から29日まで小田急線、東急東横線、東急田園都市線、新宿駅メトロプロムナードで実施中である。特に新宿駅では、実際に天秤が動く展示が設置され、視覚的にたんぱく質バランスの重要性を訴求しているようだ。

たんぱく質は体の基本的な機能を支える重要な栄養素。代表的な動物性たんぱく質と言えば肉や魚、卵が、植物性たんぱく質には大豆や豆乳などがある。しかし、多くの人が動物性か植物性のどちらかに偏って摂取している可能性があることがリセッ豆乳プロジェクトの調査で明らかになった。このバランスの偏りを改善するために、同プロジェクトは豆乳を手軽に取り入れることを提案している。

健康志向とたんぱく質バランス

近年、健康志向が高まり、たんぱく質摂取の重要性が注目されているが、多くの人が動物性たんぱく質に偏っていることが問題である。動物性たんぱく質は筋肉の成長や修復に重要なアミノ酸を豊富に含むが、植物性たんぱく質もまた体に必要な栄養素を提供しているそうだ。特に、植物性たんぱく質は食物繊維やビタミン、ミネラルも多く含み、健康維持に役立つとのこと。

「リセッ豆乳プロジェクト」は、忙しい現代人にとって手軽に摂取できる豆乳を推奨している。豆乳は植物性たんぱく質の代表格であり、日常の食事に簡単に取り入れられる。広告では、天秤が揺れることで視覚的にバランスの重要性を強調し、消費者に動植物性たんぱく質のバランスを意識させる狙いがある。

今回の広告キャンペーンは、電車内の中吊り広告や窓上、ドア横、ビジョン広告として展開。また、新宿駅メトロプロムナードでは動く展示も設置されており、通行人の目を引く仕掛けになっている。

実際に通行人に話を聞いたところ、「普段からプロテインはとっているが、たんぱく質にもバランスがあることは知らなかった」、「植物性と動物性たんぱく質を意識したことはないが、豆乳は好きでのんでいる」など、やはり動植物性に関しては知らないという回答が多かった。

実施場所

  • 電車内広告:2024年6月16日(日)~6月29日(土)
  • 掲出路線:小田急線、東急東横線、東急田園都市線
  • 掲出場所:中吊り、窓上、ドア横、ビジョン(小田急線はビジョンなし)
  • 駅構内広告:2024年6月17日(月)~6月23日(日)
  • 掲出駅:新宿駅メトロプロムナード

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