19日午前9時55分ごろ、群馬県渋川市半田の国道17号交差点で、南から来た同市の女性（30）の軽乗用車と、北から直進してきた館林市のトラック運転手の男性（49）の大型トラックが衝突した。女性は前橋市内の病院に搬送されたが、頭を強く打ち死亡した。同乗していた娘（2）は胸を強く打ち重傷。トラック運転手は軽傷だった。県警渋川署が詳しい事故原因を調べている。
同署によると、現場は関越自動車道渋川伊香保インターチェンジの近くで、右折レーンのある片側3車線の道路。女性は右折か転回をしようとしたとみられる。目撃した男性が110番通報した。軽乗用車は大破し、大型トラックは前部が中破した。
現場付近にいた男性は「金属がぶつかるような大きな音がして、視線を向けたら車の部品が飛んでくるのが見えた。周囲の人が軽乗用車の運転手に呼びかけたが、反応がなく必死に心肺蘇生をしていた。いたたまれない」と目を伏せた。
