「封神」のブレーク俳優ツーシャー、金庸名作のリメークドラマでも好評

動画配信サービスの騰訊視頻(テンセントビデオ)で17日にスタートした「金庸武侠世界」の主演俳優ツーシャー(此沙)がこのごろ話題を集めている。ツーシャーは昨年夏に劇場公開された映画「封神第一部:朝歌風雲」で扮(ふん)した楊戩役で一躍ブレークした注目のイケメン俳優だ。

「金庸武侠世界」は武侠小説の大家・金庸の代表作「射鵰英雄伝」を実写化したもの。男性主人公の郭靖が登場する「鉄血丹心」を軸に、武術の名人たちが繰り出す「東邪西毒」「南帝北丐」「華山論剣」「九陰真経」の四つのサイドストーリーで構成されている。郭靖を演じるのはツーシャーで、ヒロインの黄蓉は21歳の女優バオ・シャンオン(包上恩)が扮している。

「射鵰英雄伝」は何度もリメークされるほど注目度の高い作品で、今まで最も定番で評価の高いのが1983年に公開されたフェリックス・ウォン(黄日華)とバーバラ・ヨン(翁美玲)のバージョン。以後、94年のジュリアン・チョン(張智霖)とアテナ・チュウ(朱茵)のバージョンや、2008年のフー・ゴー(胡歌)とアリエル・リン(林依晨)のバージョンなど、何度もリメークが繰り返されたが、83年版が不動の人気を誇っている。

リメーク作品に厳しい視線が向けられる中でツーシャーとバオ・シャンオンによる「射鵰英雄伝」は、視聴者になかなか好評なもようだ。「温厚でコツコツ努力派の郭靖、聡明でおてんばな黄蓉をツーシャーとバオ・シャンオンが好演してくれた」「フェリックス・ウォンとバーバラ・ヨンのバージョンに匹敵するほどの良作」「アクションシーンや還元度においても申し分ない」「リメークドラマは厳しく見られがちだが、本作は上出来だと思う」などの書き込みが相次いでいる。(編集/RR)

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