ギレルモ・デル・トロ監督、『Ultraman: Rising』を絶賛「ただアニメ化されたウルトラマンという訳ではない」

『Ultraman: Rising』最新キーアート - (c)円谷プロ

映画『パシフィック・リム』などで知られ、ウルトラマンシリーズが大好きな鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が、Netflixで配信中の映画『Ultraman: Rising』について語るメッセージ動画が公開された。

『Ultraman: Rising』は、円谷プロダクションとNetflixが共同製作したCGアニメーション映画。ウルトラマンに変身する野球選手サトウ・ケン(声:山田裕貴)を主人公に、「親子」「家族」をテーマにした新たなウルトラマンの物語をつづる。CGアニメーション制作は、『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』などで知られるインダストリアル・ライト&マジック(ILM)が手掛けた。

ウルトラマンシリーズに大きく影響を受けたと公言しているデル・トロ監督は、本作を手がけたシャノン・ティンドル監督について「感情表現がとても豊かだと思います。またポップカルチャーにも造詣が深く、ウルトラマン作品をとても愛しています」とコメント。「彼は非常に素晴らしいデザイナーであり、かつてない新しい『ウルトラマン』を生み出すのにとてもふさわしい監督なのです」と監督の手腕に太鼓判を押す。

インタビューに応じるデル・トロ監督

また、作品についてデル・トロ監督は「人間と怪獣とウルトラマン、そして父と子の関係がとても健全で美しく描かれています」と絶賛。「ただアニメ化された『ウルトラマン』という訳ではなく、人間として誰もが共感できるような、葛藤を抱えたウルトラマンの物語です。自分の父親に応えられるように、また引き取った生物の父親として子供の期待に応えられるように生きていく姿はとても美しいです」と熱く語っている。

14日に世界配信がスタートした本作は、19日に発表された「Netflix週間グローバルTOP10(英語作品/映画)」(6月10日~16日)で初登場8位にランクイン。世界12の国と地域でも週間TOP10入りを果たした。視聴数も、公開3日間で440万を突破している。(編集部・倉本拓弥)

『Ultraman: Rising』Netflixにて世界独占配信中

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