フジロックにも出演するレミ・ウルフ、新曲「Motorcycle」公開

Remi Wolf - Photo: Ragan Henderson (Courtesy of Island Records)

今年のフジロックフェスティバルに出演することも決定している米カリフォルニア州出身のシンガーソングライター兼音楽プロデューサー、レミ・ウルフ(Remi Wolf)が、2024年7月12日にリリースするセカンド・アルバム『Big Ideas』からの最新シングル「Motorcycle」をミュージック・ビデオと共に公開した。 

新曲の内容

新曲「Motorcycle」は、レミの歌姫としての剥き出しのヴォーカル能力を際立たせた感情的で生々しく、脆弱なバラード曲だ。ケニー・ビーツ、レオン・ミッチェルズ、ダップ・キングスとともに制作されたこの曲のヴォーカルとインストゥルメンタルは、最小限の編集ですべてワンテイクで録音された。

削ぎ落とされたミニマルなプロダクションは、ジャジーなギターのメロディを浮遊させながら、レミのソウルフルで内省的な歌詞を中心に据えるための完璧な基盤を提供している。Sweetiepieが監督した「Motorcycle」のミュージック・ビデオは、ヴィンテージの衣装を身を包み、昔ながらの主婦を演じるレミのユーモアとセンス内省的な一面を捉えている。

この曲のテーマであるロマンチックな憧れと深い繋がりを求める気持ちを深めるために、段ボールで作られたような夫を喜ばせようと、一見家を綺麗に保とうとしているかのようだが、実際は、芝生に掃除機をかけたり、キッチンのカウンターにコーヒーをこぼしたり、女友達を侍らせながら喫煙したりする姿が描かれている。

レミはこの曲についてこう語っている。

「この曲の歌詞は、私が人生で頻繁に経験する内面的な二律背反に踏み込んでいます。のんびりと安定していて、愛に満ちた、子供もいるといった普通の生活を送りたいと思っている一方で、その反面、どこにも落ち着くことなく縛られずに、頑なに自由であり続けたいという強い欲求を持っている。この曲は本質的に、私の中の相反する二つの側面が共存できるような現実に生きる私についてのファンタジーです。ハーレー・ダビッドソン・タイプの妻たちの秘密の生活のような」

レミの研ぎ澄まされたセンスと音楽性が存分に発揮されたニュー・アルバム『Big Ideas』は、ギターを破壊するかのような、ゾクゾクする、息をのむような、人生を変えてしまうほどのエネルギッシュな大作として彼女の“ビッグ・アイデア”を提示し、彼女を新たな高みへと押し上げる。

Written By Will Schube


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