子どもの夏休みに旅行に行こうと思います。高速と公共交通機関どちらが結局、お得なんでしょうか?

各移動手段の料金

ここでは、下記3つの方法で、仙台から東京に行った場合の料金を紹介します。

__・新幹線を使った場合

・バスを使った場合

・車を使った場合__

なお、今回は未就学児の料金ではなく、片道かつ大人の料金で計算しています。

新幹線を使った場合

はじめに、新幹線を使った場合、仙台と東京間は1人当たり片道自由席で1万560円、指定席で1万890円です。往復だと1人当たり2万1120円から2万1780円です。なお、子どもは6歳から12歳未満までが半額になります。

バスを使った場合

次に、バスの料金を確認しましょう。バスを使った場合、設備やバス会社によって大きく異なりますが3000円から1万円程度です。なお、バスの料金は、座席に仕切りが付いていたり個室だったりする車両だと高くなる傾向です。

車を使った場合

最後に、車を使った際の料金を見ていきましょう。高速道路の場合、ETCを使うと仙台宮城ICから東京ICまでは8380円から1万390円と時間によって異なります。また、車の場合は別途ガソリン代も必要です。

3つの方法を見ると、もっとも料金を抑えられるのはバスだとわかります。

交通手段ごとにメリットは異なる

3つの方法を確認すると、バスがもっとも費用を抑えながら移動できるとわかります。しかし、3つの手段にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、把握した上で選択を行いましょう。

新幹線のメリット・デメリット

新幹線のメリットは移動時間が早い点です。例えば、車は高速道路だと時速80kmから100kmでの走行になります。しかし、東海道新幹線なら最大速度が285kmと、車より圧倒的に速いです。

また、車の場合は渋滞を加味する必要がありますが、新幹線の場合は一般的に時刻表通りに進むため、移動の時間の見通しが立ちやすいでしょう。

一方で、新幹線は費用が高い点や遅延の可能性のある点に注意が必要です。通常であればスムーズに運行しているものの、天候次第で見送りになる可能性もあるため、旅行時の天気はこまめにチェックしましょう。

バスのメリット・デメリット

バスを利用するメリットは価格を抑えられる点です。バスであればもっとも安い料金で3000円程度、往復でも6000円程度からと1万円以下で移動できる会社もあります。

一方で、子どもがまだ小さい場合、バスだとおしゃべりが弾み、周囲の視線が気になったり、バスに乗ることに飽きて不機嫌になったりする可能性もあります。バスは小学校高学年以上の子どもに適しているでしょう。

車を使うメリット・デメリット

車を使うメリットは、自由度が高い点です。自分たちの好きなタイミングで休憩を自由に取れるだけでなく、車内なら周囲の目を気にすることがないため、小さなお子さんがいる家庭に適しています。一方で、車は高速道路の料金以外にガソリン代がかかる点に注意が必要です。また、ドライバーが1人のみの場合、運転の疲労が蓄積するため、小まめな休憩を取ったり運転を交代したりが必要です。旅行そのものを家族で楽しめるようにしましょう。

旅行は家族全員が楽しめる交通手段を選ぼう

旅行は交通手段がさまざまで、メリット・デメリットも異なります。家族構成や子どもの年齢により適した方法があるため、新幹線とバス、車からもっとも適した移動方法を選択しましょう。子どもにとっても保護者にとっても思い出になる旅行を楽しみましょう。

出典

NEXCO中日本 ドライバーズサイト

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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