去年１月、ＪＲ博多駅前で、元交際相手の女性を刺殺したとして殺人などの罪に問われている男の３回目の公判が１９日開かれ、男は事件直後に「死のうと思ったが死ねなかった」と語りました。
起訴状などによりますと、寺内進被告（３２）は去年１月、ＪＲ博多駅前の路上で、つきまとい行為が禁じられていた元交際相手の川野美樹さん（当時３８歳）を包丁で複数回刺し殺害した罪などに問われています。
福岡地裁で開かれている裁判員裁判の３回目の公判では、殺害に関する被告人質問が行われています。
寺内被告は、弁護側から川野さんを刺した回数を尋ねられると「１０回位」とし、どこを刺したかについては「覚えていない」と答えました。
また事件直後、福岡市中洲に向かい「もう一本の包丁で死のうと思ったけど死ねず、川に投げ捨てて泣いた」と当時の状況を話しました。
